フライトシュミレーターのページ

「マイクロソフトフライトシュミレーター2020」の購入、インストール


   製品購入
 まずは、ソフトの購入もしくはダウンロードですが、XBOX、STEAMはどちらも普段利用していないため、自分のPCに直接インストールする昔ながらのDVD版を家電量販店で店頭購入することとしました。
 また、DVD版にはスタンダードエディションとプレミアムエディションとがあり、収録されている機体や空港等の数に差があるが、後からグレードアップや機体オプション追加も可能ということなのでとりあえずスタンダードエディション日本語版を購入しました。

アクティブサポートジャパン販売品   裏側にもディスク2枚あって計8枚 
                                 
パッケージ内容物:アクティベーションカード(重要) PCインストール用DVDディスク8枚
            日本語ハンドブック
インストール


DVDディスク8枚のインストールに2時間、累積更新プログラムのインストールに3時間を費やして、
MSFSシムがやっと起動できるようになりましたが、朝から1日がかりで作業する覚悟が必要です。

実行した手順と作業
@ DVDディスク1をPCのDVDドライブに挿入すると、自動でインストールを開始したので、1枚づつ
交換しながら延々とインストールしていったがこれに約2時間を要した。

A @の作業が完了するとMSアカウントにログインしている状態にして(インターネット接続環境必須)、
MSFSをアクティベイト状態にするためアクティベーションカ入画面に進み、パッケージ同封の同カード

に記載された25桁のコードを入力するとインストールしたPCでのみ起動が有効となる。

B 本体プログラムを起動するには、さらにXBOXのサイトに入り、ゲーマータグの設定が必要となる
が、タグ名を自分で考えるのが面倒なので、設定画面で代表的なネーム名を選択すると後ろに
#+4桁の通し番号と思われる数字が自動的に割り振られたのでこれを自分のXBOXの
ゲーマータグとした。

C ようやく本体が起動できるようになり、起動するとXBOXスタジオの中のASOBOスタジオへ
入っていき、コンテンツプログラムインストールマネージャー画面が開き、累積しているコンテンツ
ファイルのインストールが必須となり、作業はただ更新ボタンを押すだけだが、これが全部終るまで
に約3時間かかりました。(フレッツ光回線使用時)
ジョイスティック(Logiteck Extreme 3D Pro)の設定
 このジョイスティックは、MSFSの推奨製品であるため接続するとMSFS上でコマンドが各ボタンに
自動割付けされるのですが、このデフォルト設定だと使いにくいため、以下のカスタマイズを行
いました
 離陸時、巡航飛行時、着陸時に使用する使用頻度の高いコマンド、瞬時に操作の必要な
コマンドを中心にした設定となりました。


ボタン1・・・スマートカメラの切り替え
ボタン2・・・コックピットビューのリセット 他のビューからすぐに正面コックピットビューに戻れる
ボタン3・・・オートパイロットのオフ  自動操縦を解除する
ボタン4・・・オートパイロットのオン  自動操縦をオンする
ボタン5・・・地上滑走ブレーキオン  押している間はブレーキがオン、離すとオフ
ボタン6・・・コックピットビューと外部ビューとの切り替え
ボタン7・・・パーキングブレーキのオン・オフ
ボタン8・・・オートパイロット高度ALT保持モードのオン・オフ 
ボタン9・・・フラップ下げる  離陸開始前、着陸アプローチ時に下げる
ボタン10・・・フラップ上げる  離陸後、着陸後に上げる
ボタン11・・・ポーズ(ゲーム画面を一時静止画状態にする)
ボタン12・・・引込式脚着陸装置(GEAR)の上げ下げ
POVボタン・・・コックピットビュー及び外部ビュー時の上下左右、真上真下への切り替え
操縦桿
前後に傾けると機体が上昇及び下降する運動(昇降舵=エレベーター操作によるピッチング運動)
を制御する
左右に傾けると機体が左右に傾く(補助翼=エルロン操作によるローリング運動)を制御する
左右に捻ると機首が左右に向く運動(方向舵=ラダー操作によるヨーイング運動)を制御する

機体の選択


上記機体の選択理由
1.機動性が高く小回りの利く単発プロペラ機であり、ナイアガラ瀑布やエベレスト山頂をすれすれ
に飛ぶような冒険的なフライトに最適。 高速機でありながら着陸時の最低速度が低く、90KTAS
ぐらいまで落としても失速しにくいので結構無理な姿勢からでもアクロバティックに強引に着陸
できます。
 ビーチクラフトキングエア等の双発プロペラ機は速度が出るのはよいが、小回りが効かないし、
ビジネスジェットはより速度は早いが、ちょっと無理な機動を行うとすぐ失速やストールを起こし
やすいので更に扱いづらい。

2.ヒマラヤやヨーロッパアルプス等山岳フライトをするには、3万フイートぐらいの高空まで上がる
必要があり、ピストンエンジンのため1万5千フイートぐらいが上昇限度のセスナ172で出かけたら
ヒマラヤやヨーロッパアルプスの高山に衝突しまいます。 装備された高出力のプラットアンド
ホイットニー社製PT6A-660ターボプロップエンジンは、五翅プロペラを力強く回転させ
3万フイートの高空まで連れていってくれます。

3.コックピットにシュミレートされたガーミン社製G3000アビオニクスは、MSFSパイロットに
快適な操縦環境を提供してくれます。

フライトプランの作成とデータの入力
 フライトプランは、ワールドマップ画面で、AからBの空港または地点への直行なら簡単に作成
できるのですが、AとBの中間にWAYPOINTを設定したい場合、その方法がみつからない。
 WEBで方法を検索したところ機内コックピットのMFD(マルチ フライト ディスプレイ)を
直接操作して必要データを手入力作成する方法がのっていたのでそれを参考にしながら習得し
てみた。
 日本語版MSFSとはいえ同ディスプレイの操作メニュー表示は英語表記のままなので何と書い
てあるのか調べ、どこを押すと何が出て何が設定できるのかを把握することがから始まったが、
試行錯誤の結果なんとか最低限の設定はできるようになりました。

フライトプランの作成例と入力方法

 ヨーロッパアルプスの名峰モンブランを横に眺めながらの絶景フライトプランをたてて
みました。
 フランスのサン・テグジュペリ空港を離陸しクールジュヴェルというスキーリゾートにある
山岳飛行場の上空付近まで到達したら左に旋回してイタリアのジェノバ空港へ向いそこに
着陸します。

入力データ
Origin(離陸)空港             LFLL サン・テグジュペリ (フランス リヨン地方)
Enroute WayPoint(経由地点)  LFLJ クールジュヴェル飛行場(フランスアルプス)
Destination(着陸)空港       LSGG ジェノバ(イタリア北西部都市)

1,ワールドマップ画面で2.サン・テグジュペリ空港を出発地にして離陸待機画面になったら
コクピットビューにして画面を押し下げてMFDパネルのボタン類を直接操作できるように
します。

2.右のMFDボタンを押すと左に出る各メニューの中のFlight Planを押すと表示される
3つのメニューの一番上のadd Originを押す
         

3.表示された画面のデータ入力箇所にLFLLと入力しEnter押すとMAPの自機マークの
ところに空港記号の入った黒い四角が表示される
 (注意:PCのキーボードからではなく画面に表示されたテンキーを使いアルファベットを
入力する)
    
4. 次のAdd Enroute WayPointを押すと表示される画面の入力箇所にLFLJと入力し
Enterを押すと山岳飛行場のところに空港記号の入った黒い四角と赤い線で飛行ルートが
表示される
 

5,これ以上WayPointを追加しない場合は、Doneを押すとWayPointが確定する。


6.メニューの最後に出てるAdd Destinationを押し、表示される画面の入力箇所にLSGG
と入力しEnterを押す。
ジェノバ空港のところに空港記号の入った黒い四角と白い線で飛行ルートが表示される
 

7.データ入力完了後の最終画面がコレ↓です 
 中央のMapが出ているディスプレイ及び真下の操作パネルがMFD装置です。
Mapにはフライトプランに基づく飛行ルートが表示されている。
操作パネル入力した空港記号の後にはその方位と距離が表示されている。



それではこの飛行計画によりフライトしてみます。

↓サン・テグジュペリ空港を離陸します。

離陸したら、方位104に機体を向けつつ高度を稼ぎます。途中 3千M近い高山の頂上を
飛び越えなければならない箇所があるため高度1万フィートまで上ってから、オートパイロット
ONにしALT保持モードとNAV1モードをかけると後は自動操縦に任せて風景を堪能します。

↑クールジュヴェルに向かって飛行中、画面右隅にモンブランがみえます。



↑クールジュヴェルの手前で自動操縦で機体が左旋回を始めると正面にモンブランをみ
ながらの旋回となる

↑ジェノバに向かうルートはモンブランにより近づくのでよく見えます。



↑着陸
 自動操縦を解除しジェノバ空港に向かって高度を下げていき、いったん右の海の方へ向かって
海上をしばらく飛行したら途中で反転しファイナルアプローチに入っていきます。
 今回は滑走路に対してやや左寄りの接近になってしまいましたが、操縦桿による機体コント
ロールとスロットル開閉によるスピードコントロールで機体が滑走路に正対するように操縦
します。
 失速しない程度にできるだけスピードを抑え機体を滑走路のセンターラインにのせることが
できれば、後は静かに着地するだけです。 
 着陸後は速やかに小型機の駐機エリアまでタキシングして、駐機スペースで停止したら
エンジンとめます。